Exness(エクスネス)は2008年に設立された海外FX業者だ。
日本向けのサービスは一度撤退していたため、日本での知名度は比較的低かったのだが…
2020年3月に日本向けのサービスを再開させたことで、日本人トレーダーからの注目を再び集めている。
Exness(エクスネス)最大の特徴は、なんといってもレバレッジ無制限(※数値上は21億倍)でFXトレードができる点だ。
その他にも【ロスカット水準ゼロ】【ゼロカットあり】と、まさに少額ギャンブルトレーダーにとってはうってつけの環境を提供している業者といえるだろう。
私の結論としては、
少ない資金をスキャルピング※やピラミッディング※でガンガン増やしていきたい!という比較的FXに慣れた中・上級者トレーダー向けの業者
※スキャルピング … 短時間でトレードを繰り返して利益を上げる手法
※ピラミッディング … 買い増し・売り増しでポジションを増やし、利益をさらに伸ばしていく手法
という評価だ。
さて今回は海外FX業者「Exness(エクスネス)」について徹底的に調べてみたので、紹介していこう。
1.Exness(エクスネス)ってどんな業者?
Exnessの会社概要
会社名 | Nymstar Limited |
---|---|
設立 | 2008年 |
拠点 | セーシェル共和国 |
ライセンス | セーシェル共和国金融庁(FSA) |
Exnessは「セーシェル共和国」という東アフリカ沖に位置する国を拠点とし、現地の金融ライセンスを取得している。
会社名は「Exness」ではなく「Nymstar Limited」となっているが、これはExnessのグループ会社のひとつだ。
※ちなみにExnessの本社は「キプロス」という国。
セーシェル共和国にグループ会社を作ることで、海外FX特有のメリットである「ハイレバレッジ」を規制を受けずに提供できるようにしているのだ。
ちなみにFXの世界人口は日本人が半分以上を占めているといわれている。
ある意味で「Nymstar Limited」は日本人顧客向けに作られた会社といっても過言ではない。
グループ全体では多数の金融ライセンスを保有
Exnessグループの保有ライセンスはセーシェル共和国金融庁(FSA)以外にも下記のものがある。
Exnessグループの保有ライセンス
- キプロス証券取引委員会(CySEC)
- イギリス金融行動監視機構(FCA)
- 南アフリカ金融業界行為監督機構(FSCA)
グループ会社すべてが金融ライセンスを取得している点はFX業者として評価できる点だ。
過去にはレアルマドリードの公式スポンサーだったことも
サッカーファンであれば、だれもが知っているであろうスペインの有名クラブ「レアルマドリード」。
Exnessは2017年9月~2020年8月までの3年間、レアルマドリードの公式スポンサーを務めていた。
この事実は、Exnessの「資金力」と「信頼性」の裏付けともいえるだろう。
月間取引量は6,000億ドル・ユーザ数は14万人を超える
Exnessは東南アジア・ヨーロッパを中心に展開しているグローバル企業だ。
グループの月間取引高は6,000億ドル、アクティブユーザ数は14万人を超えるなどかなり規模の大きい会社となっている。
2020年から日本語サポートも開始したので、今後ますます日本人トレーダーが増えていくことが予想されるだろう。
口座タイプは4種類|初心者向けから上級者向けまで用意
Exnessの口座は「スタンダード」「ロースプレッド」「ゼロ」「プロ」の4種類が用意されている。
各口座タイプの大きな特徴は以下となる。
スタンダード | プロ | ロースプレッド | ゼロ | |
---|---|---|---|---|
スプレッド | 0.3 pips~ | 0.1 pips~ | 0.0 pip~ | 0.0 pips~ |
最低初回入金額 | 約100円 | 約10万円 | 約10万円 | 約10万円 |
取引手数料 | なし | なし | 7ドル/1lot ※最大 |
7ドル/1lot~ 銘柄による |
仮想通貨 | ○ | × | ○ | ○ |
※スタンダード
一般的なスペックの口座。
取引手数料は一切ないが、スプレッドは他の口座タイプと比べると広めに設定されている。
取引できる銘柄は一番多く、最低入金額も1ドル(約100円)からでも取引ができるので、初心者でも使いやすい口座タイプといえるだろう。
※ロースプレッド
スプレッドがスタンダードよりも狭く設定されている口座。
スプレッドが狭い分、代わりに取引手数料がかかってしまうが、トータルで見ると「スタンダード」よりも取引コストは低い。
初回最低入金額は1,000ドル(約10万円)~となっており、少額で始めたい初心者にとっては少しハードルが高いかもしれない。
※ゼロ
主要銘柄のスプレッドがほぼゼロになる口座。
「ロースプレッド」と同じく、スプレッドがない代わりに取引手数料がかかる。
初回最低入金額も1,000ドル(約10万円)となる。
「ロースプレッド」との大きな違いは、
という点だ。
取引コストでみれば、銘柄によっては「ゼロ」が一番有利になるだろう。
※プロ
「プロ」は、スプレッドは「ロースプレッド」「ゼロ」ほど狭くはないが、スタンダードと同じく取引手数料がかからない。
初回入金額は「ロースプレッド」「ゼロ」と同じく、1000ドル(約10万円)が必要だ。
Instant Execution(インスタント・エグゼキューション)という取引方式を採用しているため、他の口座と違って「注文した価格」と「約定した価格」のずれがないという特徴がある。
「プロ」は「取引手数料なしでスプレッドも極力抑えた」理想の口座といえるが、約定拒否がたまに起きるデメリットがある。
MT4・MT5に対応。公式スマホアプリもあり
Exnessの取引ツールは「MT4(MetaTrader4)」のほか、「MT5(MetaTrader5)」にも対応している。
※MT5はMT4の後継版で、MT4の機能が大幅に改善された最新の取引ツール。
また、公式のスマホアプリもリリースしている。
アプリをスマホへ無料ダウンロードすることで、アプリから口座開設、入出金、トレードすべてが行える。
「口座の追加」や「口座間の資金移動」も各段に便利になると評判だ。
2.Exness(エクスネス)の強み・メリット9つ
①レバレッジ2000倍|残高999ドル以下なら無制限(21億倍)
Exnessの最大の特徴は、「レバレッジ」だ。
基本レバレッジが2,000倍という高さに加えて、一定の条件をクリアすることでなんとレバレッジが無制限(数値上でレバレッジ21億倍)になるという他社にはない唯一の強みを持っている。
つまり、スプレッド分のお金が口座にさえあれば、エントリーできるのだ。
たとえば、ポンド円。
Exnessが提供している平均スプレッドは2.0pipsだ。
極端な話でいうと、
0.1ロット(1万通貨) ⇒ 200円~
1.0ロット(10万通貨) ⇒ 2,000円~
10ロット(100万通貨) ⇒ 20,000円~
でエントリーできるということだ。(ただしスプレッドは変動する)
ポンド円1ロットが2000円で持てる…
とんでもない資金効率である。
さすがになんでも無制限になるというわけではない。
レバレッジが無制限となるには以下の条件が設けられている。
- 5ロット(※50万通貨)以上取引すること
- 10回以上トレードすること
- 残高999ドル以下(※約10万円)であること
- MT4を使用していること(※MT5ではできないので注意)
これらを満たせば、レバレッジが無制限でトレード可能となっている。
「5ロット以上」や「10回以上トレード」などの条件は、ポジションの保有時間に制限はなく(※エントリー即決済でもOK)、基本レバレッジも2,000倍あるので、FXに慣れている人であれば達成は容易だろう。
※すべての取引銘柄がレバレッジ2000倍・無制限ではない
Exnessのレバレッジ2000倍・無制限はすべての銘柄に適用されるわけではない。
エキゾチック・仮想通貨・エネルギー・株式・株価指数(インデックス)の銘柄グループ、パラジウム・プラチナは、個別に必要な証拠金が設定されている。
固定証拠金所要率
使用するレバレッジに関係なく、一部の金融商品での必要証拠金は固定となっています。対象商品は、上記の表の「エキゾチック」、「仮想通貨」、「エネルギー」、「株式」、「インデックス(指数)」のグループに表示されています。パラジウムとプラチナの証拠金所要額も固定です。
公式サイト|契約仕様 より引用
たとえば、以下は公式サイトの表を一部抜粋したものだが、画像の赤枠部分がレバレッジの項目になる。
%表記になっているが、0.05% = 2,000倍という意味だ。
表では金(ゴールド)は0.05%(2,000倍)となっているが、パラジウム・プラチナ、仮想通貨などは、1%(100倍)~ 5%(20倍)となっている。
※レバレッジ無制限についての注意点
レバレッジ無制限は他社にはないExnessの大きな強みだが、少し罠があるので、利用する際は以下の点に注意しよう。
スプレッドは【固定】ではなく【変動】する。
スプレッドは特に市場がクローズする週末、オープンする早朝はかなり広くなりやすい。
レバレッジが無制限だからといってギリギリの資金でトレードしていると、スプレッドに耐えられず即ロスカットされてしまうので注意しよう。
レバレッジ制限がある
レバレッジは常に無制限・2000倍というわけではなく、Exness独自のルールが設定されている。
Exnessのレバレッジ制限のルールについては後述で詳しく説明するが、必ず頭にいれておく必要がある。
レバレッジ無制限は残高999ドル以下を維持する必要がある
②ロスカット水準0%|ゼロカットあり
Exnessのロスカット水準はなんと0%。
つまり、資金が完全にゼロになるまでポジションを保有することができるのだ。
もちろん「ゼロカット」システムもあるので、ロスカットされた際に出てしまったマイナス分の補填もする必要はない。
必ずゼロで決済、借金リスクなしだ。
まさに生きるか死ぬかのトレードができる。(あまり勧められる方法ではないが…)
「少額でお遊び感覚のトレード」や「一発逆転を狙ってギャンブルトレード」という場合にはもってこいの環境といえるだろう。
③スプレッドは業界トップクラスの狭さ
Exnessが提供するスプレッドは海外FX業者でもトップクラスの狭さだ。
Exnessの口座タイプ別平均スプレッド
メジャーなドルストレートとクロス円のスプレッドは以下となる。
スタンダード | ロースプレッド | ゼロ | プロ | |
---|---|---|---|---|
1.5 | ||||
1.5 |
※は取引手数料込みの場合
(単位:pips)
4種類の口座タイプ、どれも他社を圧倒している狭さだ。
【他社比較】
やはりこうみるとExnessさんは強ーい!
しかーし、ミルトンには口座開設ボーナス、そして常時入金ボーナスがある!https://t.co/Bgz9ddRJUtそして日本語サポート体制も万全。
NDD方式で、執行率100%、約定拒否、リクオートなし
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やっぱり凄い! pic.twitter.com/LfRHAQfyuI— Milton Markets Official (ミルトンマーケッツ公式) (@MiltonMarketsJP) November 9, 2020
④含み益でも口座間で資金移動ができる
Exnessではなんと保有中の「含み益」が資金移動できる。
下記のツイートを見てほしい。
なんとびっくり????
含み益すら口座間資金移動が可能。
含み益=資金残高扱い。
毎日が驚きのExness✨ pic.twitter.com/EnrA8YlkH3— えふえっくす剛@コツコツ????地蔵???? (@fx_gogogo) May 27, 2020
つまり、入金して含み益が出た時点で入金した分を資金移動させれば、証拠金を一切減らさずにノーリスクでポジションを保有することができる。
(※ただし、利益がマイナスになった瞬間にゼロカットされてしまう)
建値決済と同じようなものだが、建値決済と違うのは確実に証拠金を確保できるという点だ。
「含み益が10,000円出た!」
⇒ ±ゼロのところ(建値)で決済の注文設定(逆指値注文)
最悪でも負けはなくなる状態になるが、指標などで急激に動いた際は注文が滑ってマイナスで決済されてしまうときが多々ある。
「含み益が10,000円出た!」
⇒ 10,000円を別口座へ資金移動
証拠金は別口座に移動させているので、注文が滑ってもゼロカットされるだけでノーダメージ。
含み益全額が資金移動できるのは、Exness(エクスネス)ならではの特徴といえるだろう。
⑤NDD方式でトレードの透明性が高い
ExnessはNDD(ノン・ディーリング・デスク)方式※を採用しているため、トレードの透明性が高い。
トレーダーの注文にFX業者が介在しない方式なので、不利なレートで約定したり、理不尽なストップ刈りが行われるといった心配がない。
⑥トレード制限なし|スキャルピング・両建て・EA可
「1分以内に決済を繰り返す高速スキャルピング」や「両建てトレード」「EA(自動売買)」を禁止にしている業者も少なくない。
Exnessではそういった制限がないので、自由にトレードすることが可能だ。
⑦取扱銘柄が豊富|通貨以外に株や仮想通貨も
Exnessが取り扱っている通貨ペアは非常に多く、かなりマイナーな通貨も取引できる。
そのほか、株式やインデックス、貴金属・エネルギー、さらに仮想通貨も35種類と豊富に取り扱っている。
Exnessの取扱銘柄数
- 通貨ペア
99種類 - 株式
88種類 - インデックス
10種類 - 仮想通貨
35種類 - 貴金属・エネルギー
12種類
⑧仮想通貨・ゴールドのスワップなし
Exnessでは仮想通貨と金(ゴールド)に関してはスワップポイントが一切ない。
Exnessのトレーダーの皆様、本日は仮想通貨をお取引中でしょうか。スワップフリーは仮想通貨の他に、XAUUSDが加わりましたので、週をまたいで長期での戦略もお楽しみ頂けるかと思います????
— Exness Japan【公式ページ】 (@ExnessJapan) November 28, 2020
大抵の業者では、仮想通貨やゴールドはマイナススワップ、つまり保有するだけでコストがかかってしまう。
そのため、保有しているポジション自体はプラスなのに、マイナススワップのせいで赤字というケースも少なくない。
しかしExnessでは仮想通貨と金(ゴールド)のスワップポイントをまったく気にする必要はない。
これは仮想通貨や金(ゴールド)を長期保有したい人にとっては大きなメリットといえるだろう。
先週、exness口座新規登録したからお試しでポジったんだけどスワップゼロはでかい・・・☺️
(その代わりスプレッドは30ドル前後)
スキャ&ディはFXGT、スイングはexnessで使い分けよっとEXNESS→https://t.co/KawvQ1TcxI pic.twitter.com/qK5dGTw9l5
— AB蔵????@DORA戦隊???? (@abzoon_ot) January 28, 2021
⑨サポートは日本語対応なので日本人でも安心
Exnessのサポートは日本語対応している。
日本人も在籍しているので、提出する書類なども日本語のもので問題ない。
海外業者だからといって外国語を使う必要もないので、日本人でも安心してトレードができる。
窓口 | 受付時間 |
---|---|
メール | 常時受付 |
チャット | 平日12:00〜20:00(日本時間) |
電話 | 平日12:00~20:00(日本時間) |
3.Exness(エクスネス)の弱み・デメリット5つ
①ボーナスは一切なし
Exnessでは「入金ボーナス」「口座開設ボーナス」のような海外FXでおなじみのボーナスは一切提供されていない。
TitanFXなどのように「ボーナスよりもトレード環境に力をいれている」と謳っている業者だからだ。
ボーナスがない分、提供されているスプレッドは海外FX業者の中でもトップクラスに狭く設定されている。
海外FXの豪華なボーナス目当ての人にとっては物足りなさを感じるだろう。
②レバレッジ制限がややこしい
Exnessでは独自のレバレッジ制限によって必要な証拠金が変動することがある。
他のFX業者よりもレバレッジを意識する必要があるので、少々面倒くさい。
Exnessでは口座残高によってレバレッジが制限される。
口座残高 | レバレッジ |
---|---|
~ 999ドルまで | 無制限(MT4口座のみ) |
1,000 ~ 2,999ドル | 2,000倍 |
3,000~ 9,999ドル | 1,000倍 |
10,000~ 19,999ドル | 600倍 |
20,000 ~49,999ドル | 400倍 |
50,000 ~ 199,999ドル | 200倍 |
200,000ドル以上 | 100倍 |
また、残高以外の部分でも変動する場合がある。
公式サイトに以下のようにアナウンスされている。
ニュース
重要な経済ニュースが公開される15分前と5分後の間にかけて、公開されたニュースの影響を受ける金融商品での新規ポジションの必要証拠金は最大レバレッジ1:200に基づいて計算されます。土曜・日曜
新規ポジションを開く際の証拠金所要額は、金曜日の19:00 GMT(FX市場が閉まる3時間前)から日曜日の23:00 GMT(FX市場が開いてから2時間後)まで最大レバレッジ1:200に基づいて計算されます。祝日
土日に加え、祝日にも証拠金所要額が上昇する場合がありますのでご注意ください。お客様のレバレッジ調整前には、「Exnessニュース」のページで最新情報を公開いたします。
重要な経済ニュースや土日の市場クローズ・オープンの時間帯はレバレッジが200倍に制限され、さらに祝日もレバレッジが制限される場合があるのだ。
Exnessを利用する際は、レバレッジ制限のルールも頭に入れておかないと、意図せずロスカットされてしまったりするので注意が必要だ。
③銀行送金による入出金には対応していない
Exnessでは銀行送金による入出金には今のところ対応していない(※執筆時点)
入出金に関しては、以下の方法に対応している。
- クレジットカード(対応ブランド:VISA,MasterCard,JCB)
- Bitwallet(オンライン決済サービス)
- SticPay(オンライン決済サービス)
- PerfectMoney(オンライン決済サービス)
- WebMoney(オンライン決済サービス)
- テザー(仮想通貨)
- ビットコイン(仮想通貨)
手数料が安いBitwalletに対応している点は評価できるが、Bitwallet含め、現在は海外FXの入出金でのオンライン決済サービスの利用はいつ規制がかかってもおかしくない状況だ。
となると、入手金は銀行送金が一番わかりやすい方法にはなるのだが…
Exnessでは国内銀行送金はおろか海外銀行送金にも対応していない。
オンライン決済や仮想通貨を利用していない人にとっては非常に不便といえるだろう。
※2021.8.9 追記
Exnessはついに国内銀行送金による入金に対応したとのことだ。
入金手数料は無料で、着金確認後、原則20分ほど(銀行営業時間内)で取引口座へ反映される。
入出金に関しては使い勝手が各段に向上したので、銀行送金に対応していないというデメリットは解消された。
④ストップレベルが銘柄ごとにある
Exnessでは取引銘柄ごとにストップレベルが設定されている。
ストップレベルが広すぎるのが難点かな
例えば他ブローカーとストップレベルを比較すると…
TTCM 0
vantage FX 20
exness 1350これは欠点なんだよね
まぁ理解していれば良いわけだけどね https://t.co/SbVVUxHrxK
— ハイレバ戦士まんぼう総裁 (@manbou_FX) December 5, 2020
公式サイトではストップレベルは少なくともスプレッド以上の値と記載されている。
ストップレベル
指値注文のレベルを設定する場合、以下の規則が適用されます:
- 指値注文、決済逆指値(SL)および決済指値(TP、指値注文の場合)は、現在の市場価格から(少なくとも現在のスプレッド以上)離れた価格で設定しなければなりません。
- 指値注文でのSLおよびTPは、現在のスプレッドの注文価格から同じ分離れた価格かそれ以上に設定しなければならない。
未決済ポジションの場合、SLとTPは現在のスプレッドと同等である現在の市場価格から離れた価格かそれ以上に設定しなければならない公式サイト|契約仕様 より引用
例えば、Exnessのメジャー通貨のストップレベルは以下となっている。
※メジャー通貨のストップレベル
通貨ペア | ストップレベル |
---|---|
ドル/円 | 2.7 |
ユーロ/ドル | 2.2 |
ユーロ/円 | 3.5 |
ポンド/ドル | 2.5 |
ポンド/円 | 6 |
オーストラリアドル/ドル | 3 |
オーストラリアドル/円 | 4 |
ドル円の場合でいうと、保有しているポジションより2.7pips離れたところでないと指値や逆指値の注文が出来ないということになる。
AXIORYやTitanFXなどストップレベルがゼロの業者もある中で、このストップレベルの広さは、特に短時間で売買を繰り返すスキャルピングトレーダーにとってはデメリットとなるだろう。
⑤資金の信託保全なし
Exnessでは顧客の資金は「分別管理※」されているが、「信託保全※」はされていない。
仮にExnessが破産しても、補償をされるかどうかはExness次第ということになる。
ただし、大抵は「分別管理」となっている業者がほとんどなので、海外FXをする上では特に珍しくないリスクだ。
しかし、その中でもExnessは「月間の取引量」や「トレーダーの数」「出金額」などの業績指標や「財務実績」「監査法人」を公式サイトで公表しているので、その点に関しては透明性が高い業者ともいえるだろう。
4.まとめ
海外FX業者「Exness(エクスネス)」について紹介した。
Exnessは「細かいレバレッジ制限」や「入金のハードルの高さ」などから、FX初心者にはあまりオススメはできない。
しかし「業界唯一のレバレッジ無制限」「ロスカット水準ゼロ」「業界最狭のスプレッド」という海外FXで一発逆転を狙うにはもってこいの環境が整っている業者だ。
FXに慣れたトレーダーであれば、ぜひ一度Exnessでレバレッジ無制限を体感してみてほしい。
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