海外FXでは「キャッシュバック」制度というものが存在する。
キャッシュバックサイト経由で海外FXの口座を開設すれば、スプレッド(取引手数料)の一部を現金で還元してもらえるのだ。
このキャッシュバックは勝ち負けに関係なくトレードするだけで受け取ることができる。
つまり、トレードすればするほど取引口座とは別のキャッシュバック口座へどんどんとお金が貯まっていくのだ。
キャッシュバックされる金額は業者によって変わるが、多いところで「1ロット(10万通貨)あたり1300円~1400円」ほどが還元される。
1Lot(10万円通貨)で1日10回トレードすれば、13,000円
10Lot(100万通貨)で1日10回トレードすれば、130,000円
トレードで勝っても負けてもお金がキャッシュバックされるというわけだ。
この記事では海外FXのキャッシュバックについて紹介していく。
1. キャッシュバックの仕組み
キャッシュバックの仕組みは上図となる。
海外FXのスプレッドが国内FXと比べて高いのは、実は紹介料や報酬等が継続的に発生しているためでもあるのだ。
キャッシュバック口座でトレードをすれば、「どこぞの誰かに支払っているスプレッドを自分のもとへ取り戻すことができる。」
利用する価値は非常に大きいだろう。
2.キャッシュバックを利用するメリットは?
キャッシュバックを利用すれば、トレードの勝ち負け関係なくお金がキャッシュバックされる。
これによってトレーダーは3つの大きな恩恵を受けることができる。
メリット① スプレッドが実質的に安くなる!
先述のようにキャッシュバックはスプレッド(取引手数料)の一部を還元したものだ。
言い換えれば「スプレッド(取引手数料)が実質的に安くなる」といえるだろう。
例えば、ある通貨のスプレッドが1回のトレードにつき「1Lotあたり2,500円」で、そのうち「1300円」がキャッシュバックされるとすると、その通貨を実質「1Lot=1,200円」でポジションを持つことができる。
1回あたりの金額を見れば、それほど大したことないと思えるかもしれないが、トレードを繰り返すうちに自分でも驚くほどの金額が貯まっていることもある。
「塵も積もれば山となる」である。
メリット② 精神面(メンタル)で有利になる!
FXや株、ギャンブルなどの相場事において、人は「精神状態」によってまともな判断ができなくなることがある。
「損切りができず、そのままロスカットされた…」
「欲が出て利益をもっと伸ばそうと思ったが、結局プラマイゼロで終わった…」
あなたも経験はないだろうか?
キャッシュバック口座であれば、トレードを繰り返すことで知らず知らずのうちにお金が貯まっていく。
「今月の収支は-10万円だったけど、キャッシュバック口座には20万円貯まっていた。」
という風に、キャッシュバック金額がトレードの赤字を上回るケースも多い。
「トレードするだけでお金がキャッシュバックされている」という事実がメンタルを強くしてくれ、早め早めの対応(損切・利確)を後押ししてくれる。
メリット③ 資金管理にも役立つ!
取引口座とは別の口座にお金が貯まっていくことも地味にメリットである。
10万円でスタート! ⇒ 100万円に増えた! ⇒ 0円(ゼロカット…)
大きく儲けたことでついつい気が大きくなり、資金すべてを失う。
上記は海外FXトレーダーであれば、だれもが一度は通るであろう「あるある」だ。(※筆者も経験済み)
FXは想像を超えた値動きをすることはめずらしくなく、大きな損失を出してしまうことも多々ある。
なくなってもいいお金であればまだ良いが、手を出してはいけないお金まで使っていた場合、目も当てられない状態になる。
なので、FXで安定して勝つためには「資金管理※」が最も重要といわれているのだ。
このFXあるあるも「資金管理」が失敗の原因ともいえるだろう。
というように賢く資金管理しているトレーダーもいるが、これが案外むずかしい。
実際に大きく増えた資金を目にすると、「もっともっと増やしたい!」という欲にかられ、またその資金で高すぎるレバレッジでトレードしてしまうのだ。
(人間とはなんとも欲深い生き物である…)
その点、キャッシュバックはトレードしている口座に振り込まれるのではなく、キャッシュバック業者の口座にお金が振り込まれていく。
問答無用でお金が「分別管理」されるのだ。
(もしキャッシュバックがトレード口座に直接振り込まれる仕組みになっていれば、ほぼ確実にあなたはそのお金をトレードに使ってしまうだろう。)
キャッシュバックを利用すれば「出金」という行為を必ず一度はさむことになるので、熱くなった感情も抑えられ、冷静になりやすい。
資金管理に役立つという隠れたメリットもあるのだ。
デメリットは「ボーナスがもらえない」だけ!
キャッシュバック口座は「ボーナス」がもらえないというデメリットがある。
逆をいえば、それ以外にデメリット・リスクはない。
※「ボーナス」も「キャッシュバック」も受け取れる業者もあるが、そのかわりキャッシュバックの還元率は少し下がってしまう。
※海外FXは複数の口座を持つことができる
海外FXでは、1人につき複数口座を持つことができる業者も多い。
- ボーナスを受け取りたい!
⇒「ボーナス用の口座」 - キャッシュバックを受け取りたい!
⇒「キャッシュバック用の口座」
目的に応じて複数の口座を使い分けることが可能だ。
複数口座の活用例
- 「ボーナス用の口座」へ入金する
- ボーナスを受け取り、効率よく資金を増やす
- 資金が増やせたら「ボーナス用の口座」から「キャッシュバック用の口座」へ資金を移動
- キャッシュバックを受け取りながら、トレードを安定化させる
複数口座を持つことで様々な活用ができるので、「ボーナス用の口座」とあわせて「キャッシュバック口座」も開設しておいて損はないだろう。
3.おすすめのキャッシュバック業者4選
海外FXのキャッシュバック業者は何社かあるが、ここでは実際に筆者が利用しているキャッシュバック業者をオススメ順に紹介していく。
最もおすすめなのは「TariTali(タリタリ)」
まず最もおすすめする業者は「TariTali(タリタリ)」だ。
理由は以下の2つ。
業界トップのキャッシュバック率!
キャッシュバック業者を選ぶとき、最も重要すべきなのはやはり「キャッシュバック率の高さ」だろう。
TariTali(タリタリ)のキャッシュバック率は業界で最も高い水準だ。
提携しているキャッシュバック業者を利用している人であれば、TariTali(タリタリ)一択になるだろう。
TariTaliは業界最高のキャッシュバック率の保証を宣言しており、随時キャッシュバック還元率の引き上げを行うことがある。
「TariTaliよりもキャッシュバック率が高い!」という業者があれば、申請フォームから連絡することでTariTaliはキャッシュバック率を同水準まで引き上げてくれる仕組みがあるのだ。
出金のしやすさ
TariTali(タリタリ)は、出金のハードルの低さも魅力だ。
最低出金額は1,500円と業界最低水準(※後述する2社の最低出金額は5,000円)。
キャッシュバックの支払いスピードも非常に早く、出金申請後、1営業日ほどで入金してくれる。
キャッシュバック業者 | 手数料 | 最低出金額 | 出金可能時期 |
---|---|---|---|
TariTali | 無料 | 1,500円以上 | 取引後1週間以内に出金可能 |
RoyalCashBack | 無料 | 5,000円以上 | 翌月20日から出金可能 |
FinalCashBack | 無料 | 5,000円以上 | 翌月25日から出金可能 |
とりあえず迷ったら、TariTali(タリタリ)を選んでおけば問題ないだろう。
※TariTali(タリタリ)の口座開設手順は以下の記事で紹介しているので参考にしてほしい。
XMなどの一部の業者は「RoyalCashBack」も候補になる
「RoyalCashback(ロイヤルキャッシュバック)」は一部の業者で通常のキャッシュバックに加えて10,000円がもらえるというお得なキャンペーンを展開している。
キャッシュバック率も、TariTali(タリタリ)と比べて引けをとっていない。
XMなどのキャンペーン対象の業者は、RoyalCashbackで10,000円をもらった後、TariTali(タリタリ)のキャッシュバック口座でトレードすれば一番お得だ。
提携業者が豊富な「FinalCashBack」
「FinalCashBack(ファイナルキャッシュバック)」は提携している海外FX業者が多いのが大きな特徴だ。
FinalCashBack | 39社 |
---|---|
RoyalCashBack | 17社 |
TariTali | 20社 |
※2023年5月時点
キャッシュバック率こそ上記2社に劣るが、もし上記2社の提携業者に自分が使いたいFX業者がなかった場合は候補にあがる。
2022年サービス開始「MoneyCharger(マネチャ)」
2022年にサービスを開始した「MoneyCharger(マネーチャージャー)」は業界最高のキャッシュバック率と業界最速の出金スピードを謳う新興業者だ。
キャッシュバック率は上述のTariTaliとほぼ同水準、最低出金額は1,000円、出金は最短で翌日からと、業界最高水準のスペックとなっている。
提携業者はまだ少ないが、現在もドンドンと提携業者を増やしてきているので、今後に注目のキャッシュバック業者だ。
MoneyChargerについては下記の記事で詳しく紹介しているので参考にしてほしい
まとめ
海外FXのキャッシュバックについて紹介した。
海外FXはスプレッドの高さが難点だが、キャッシュバック口座を開設することで、実質的にスプレッド(取引手数料)を低く抑えることができる。
キャッシュバックは勝ち負けに関係なくトレードするだけで受け取ることができるので、キャッシュバックに対応している業者を使う際はぜひ利用してみてほしい。