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生存者バイアスに惑わされるな!FXで一発逆転したい人こそ知ってほしい

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投資に限らず、ネットや書籍でこの手のワードを見かけることが多いと思う。

そんな魅力的なワードについ惹かれて…

●●って儲かるんだな!僕もやってみるぞ!



やってみたけど…全然稼げない…

あなたもこのような経験はないだろうか?

であれば、あなたは生存者バイアスにかかってるのかもしれない。

今回は、FXで儲けたい!と強く思う人にこそ知っておいてほしい生存者バイアス」について少し紹介していく。

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1.生存者バイアスとは?

【生存者バイアス】

何らかの選択過程を通過した人・物・事のみを基準として判断を行い、通過に失敗した人・物・事が見えなくなることである。

wikipediaより引用

これだけではイマイチよくわからないと思うが、生存者バイアスについてはとある有名な例が一つある。

戦地から帰還した爆撃機の話

下記の画像を見てほしい。

この画像は第2次世界大戦中、戦地から帰還してきた爆撃機の画像だ。

画像の赤い点は『帰還した爆撃機の損傷した箇所』を表している。

 

この統計データをみた研究者たちは、

研究者
研究者

損害を最小に抑えるために、

被害が集中している赤い点の箇所を強化しましょう!

と軍部に勧めたのだ。

 

一見まともな考え方のように思えるが…

これに異を唱えたのが統計学者の「エイブラハム・ウォールド」だ。

 

ウォールド
ウォールド

ちょっと待って、おかしくね?

この統計は帰還した爆撃機しか考慮してなくね?

ウォールド
ウォールド

逆に赤い点の箇所は損傷しても帰還できてるってことだから、

赤い点以外の箇所を強化するべきじゃね?

 

エイブラハム・ウォールドは逆に『損傷を受けていない箇所を強化するべき』と提案したのだ。

たしかに赤い点は「帰還した爆撃機の損傷箇所」であり、「帰還できなかった爆撃機の損傷箇所」は統計には含まれていない。

彼は「赤い点以外を損傷した戦闘機は一機も帰還していない」ことに気づき、「帰還した戦闘機が損傷を受けなかった箇所を強化するべき」といったのだ。

そう、研究者たちは帰還できた爆撃機だけしか見えておらず、帰還できなかった爆撃機のことは誰ひとり考えていなかったのだ。

この偏った見方・思い込みが「生存者バイアス」といわれている現象だ。

2.生存者バイアスに惑わされるな!

さて、FXに限らず投資ビジネスの成功体験は世に溢れかえっている。

ネットや書籍では「こうすれば勝てます!」と成功者たちが次から次へと煽ってくる。

成功した人の話ばかりで失敗した人の話がないのはなぜか???

失敗を自慢げに話す人などいないし、そもそも失敗だけが書かれた情報に需要がないからだ。

まさに「死人に口無し」とはこの事である。

その結果、成功者の話だけがイヤでも目立つようになり、

 

みんな儲かっているなぁ~自分もやってみようかな!

 

とついつい勘違いしてのせられてしまう。

自分も成功できる」と思い込み、怪しい情報商材有料サロンに手を出し、なかなかうまくいかず、こんなはずではなかったと嘆くのだ。

これこそが「バイアス(偏り)」に陥ってしまっている状態だ。

自分と同じことをして失敗した人が数多くいるにもかかわらず、そのことを無意識に考えようとしていないのだ。

成功例だけでは本質は見えてこない

成功者が成功した要因は単に手法が優れているからではない。

その時の時流、環境、自身の性格や考え方、運、様々な要因が成功へとつながっている。

FXでも「だれでも確実に勝てる手法」などは存在しない。

トレードの手法やスタイルは人によって千差万別だからだ。

ギャンブルのようなトレードスタイルのGFF氏。

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性格もスタイルもまったく異なる2人のトレーダーだが、その当時と本人だからこそ億を稼げたのであって、自分も同じように稼げるかどうかはまったく別の話なのだ。

「自分もできそう!」と成功者の手法を鵜呑みにして真似をしたところで再現できる可能性はほぼゼロだろう。

あなたも「自分と同じように考えて失敗した無数の人たちのことを忘れてしまっていないだろうか?

先述した爆撃機の事例のように帰還した(成功した)例だけを見ていては全体の本質は見えてこない。

成功者の話はあくまでもレアケースであるということ。

成功者の裏には真似をして失敗した数多くの人たちが存在していることを忘れないでほしい。

3.FXで一発逆転を狙うのなら『生き残る』ことを考えよう

とはいえ…

宝くじは買わなければ当たらないのと同じように、トレードをしなければFXで一発逆転など夢の話だ。

もしFXで儲けたいのであれば、超ハイレバレッジで一発逆転!

…というのも悪くはないが、勝つ確率は正直低いだろう。

はじめのうちはFXで大きく勝つことを目指すのではなく、生き残ることを優先してトレードに臨んでほしい。

『勝つ』トレードより『負けない(退場しない)』トレードを目指そう。

相場で生き残り、来たるチャンスに備える

『投資で成功した』という人たちは、『』という要素も実はかなり大きい。

近年の仮想通貨バブルで誕生した多くの『億り人』なんかはその最たる例だろう。

もちろん『運がすべて』とまではいわない。

彼らも儲けるための情報収集を決して怠らず、辛抱強く投資しつづけたからこそ儲かるチャンスを掴むことができたのだ。

相場では何年かに一度は「誰でも勝てる相場」がくるといわれている。

「とりあえず買っておけ。」

2012年のアベノミクスによるドル円相場はまさにそんな相場であった。

もし今後そんな大チャンスが偶然やってきたときに、

「退場したので資金がありません!」

ではそれこそ大きな機会損失だ。

特にFXはハイレバレッジである分、ほとんどの人が短期間で退場してしまう。

たった一度の失敗で相場から退場するようなトレードを続けていると、いつ訪れるかもわからない一発逆転できるチャンスはめぐってこない。

FXで一発逆転を目指すのであれば、ひたすらトレードを続けて一発退場しないよう生き残り続けてチャンスが来るのを待ち続けるのだ。

かの有名な投機家ジョージ・ソロスも以下のような言葉を残している。

私の実践的スキルを要約せよ、と求められたなら、ただひとこと「サバイバル」と答えるだろう。まず生き残れ。儲けるのはそれからだ

-ジョージ・ソロス-

まとめ

生存者バイアスについて紹介した。

バイアス(偏り)は日常の様々な場面で起こり、人間である以上避けられないものだ。

バイアスを『知らない』と気づかないうちに偏った考え方に歪められてしまう。

バイアスにかかった偏った思考や思い込みが、FXでは大きな損失へとつながってしまうこともある。

今の自分が「偏った情報しか見ていないか」「偏った考え方になっていないか」今一度思い返してみよう。

バイアスという現象を少しでも『知っていれば』、偏ってしまった思考と行動に一定のブレーキをかけることができるだろう。

FXの成功者の話はとにかく派手で目立つものが多いので、決して話を鵜呑みにせず、自分に合った手法を実践で試行錯誤しながら作っていくことが大切だ。

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